半年間の愛猫との闘病生活を終えて。①

ペットのこと

愛猫と飼い主の闘病生活の記録です。

2022年10月11日 AM3時26分。

春から闘病生活を送っていた愛猫『命名:かりんとう』が虹の麓に旅立ちました。

はじめに

愛猫との長い闘病生活の中で、飼い主としてどのように治療に向き合うべきか、悩む人が多いと思います。

私も過去には実家の庭に住んでいた野良猫2匹とのお別れや、愛鳥たちとのお別れを何度も経験しています。

それでも、死期が近づくペットたちに何をしてあげることが最善なのか、いまだに答えが出ずにいます。その時最善の選択をしているはずなのに、亡くなった後にその選択を後悔することも多いです。

飼い主本意になってしまうかもしれませんが、なかなか『治療をしない』という選択肢を選ぶ事は難しいですね。

人間の自分だったら、言葉を発して自分で自分の治療の選択ができるのに。

今回の記事では、初めての保護猫『かりんとう』を迎え、そして看取りを行なった半年間のお話を書いていこうと思います。

闘病生活中に出会った本がこちらです。
猫ちゃんのことを知るために、飼い主さんはきちんと勉強しておいた方が良いですね。

保護猫「かりんとう」との出会い①〜初めての譲渡会参加〜

O-DAN

茶白猫の「かりんとう」が我が家の家族になったのは、2020年2月22日の事。
保護猫団体のHPで一目惚れして問い合わせました。

私たち夫婦の結婚生活や新しい仕事も落ち着き、大好きな猫と生活を始めようと保護猫を探していた時、近くの動物病院で月1回譲渡会を行なっている団体のホームページを見つけました。

そこで目にとまったのが、大きな茶白猫の2匹「くりきんとん&かりんとう」です。
すぐに問い合わせをして、まずは譲渡会に参加しました。

残念ながらそこにはその2匹の茶白猫は参加していませんでしたが、参加していた数匹の子猫たちに癒される時間を過ごしました。

子猫もとても可愛くかったのですが、共働きの私たち夫婦にはお世話が難しく、自分でご飯を食べることができ、トイレも覚えているある程度落ちついた大人猫を希望していました。

保護団体の人に、ホームページで見た茶白の大人猫2匹が気になっていることを伝えると、少し驚いた様子でしたがすぐに捕まる1匹の子を会場に連れてきてもらえることになりました。

その子の名前は「くりきんとん」。薄茶色と白の大きな体つきのハチワレ雄猫さん。
久しぶりにシェルターからゲージに入って外に出たのか、にゃーにゃー不安そうに鳴いていました。

優しい顔つきで、とっても可愛く一瞬で好きになったことを覚えています。
人懐っこい性格の猫さんで、すぐに触らせてくれました。

後に、この子も「かりんとう」と一緒に我が家の家族になります。

保護猫「かりんとう」との出会い②〜シェルター訪問〜

O-DAN

「かりんとう」は「くりきんとん」と同じ雄猫。
時期はずれますが、同じ公園で保護されたそうです。

「かりんとう」の兄弟は、人間に虐待されて目の前で亡くなった悲しい過去があると聞きました。
その記憶が残っているのでしょう、「かりんとう」は人間に懐かず警戒心が強い猫さんでした。
譲渡会に参加したことも無く、なかなか家族が見つからない状態。

そんな「かりんとう」を子猫の頃からお世話をしていたのが「くりきんとん」です。
お世話好きの気遣いが上手な「くりきんとん」は保護猫シェルターでみんなの指導係。
特に「かりんとう」が懐いていて、いつも一緒に遊び、過ごしていました。
唯一、心を許せるのがかりんとうだったのでしょう。

私たちがシェルターに訪問した際も、「かりんとう」は棚の上、高いところに逃げてしまい上から私たちを睨むように眺めていました。

保護主さんより「くりきんとんとは仲良しだけど、この子は人間には懐かないかもしれない。」と言われてました。
一方、「くりきんとん」は主人の鞄や帽子の上に寝転んだり、近寄ってきて触らせてくれたりと友好的に挨拶をしにきてくれました。

シェルターには他にも大きな猫さんたちはいましたが、近寄ってきてくれた子は「くりきんとん」だけで、他の子は姿を隠しているか無視していました。

茶白の保護猫の可愛さに心を奪われた私たちは、その場で2匹のトライアルを予約しました。

そんなご縁があって、2020年2月22日より、我が家でトライアルがスタートすることになりました。


『にゃん・にゃん・にゃん で“猫の日”』


保護猫のお迎えにぴったしの日取りになりました(=^ェ^=)

2匹の【保護猫】我が家にお迎えの日

O-DAN

フローリングにマットを敷いたり、トイレを用意したりお家の準備をして、

ついに2匹のお迎えの日。

「くりきんとん&かりんとう」が我が家に到着しまいした。
今日は保護主さんたちも同行で、飼育環境のチェックをしてもらいました。

部屋に着き、ゲージを開けると「くりきんとん」はすぐに出てきてくれて、部屋を探索していました。一方「かりんとう」は警戒していてゲージから出てきません。
ゲージの中から様子をうかがってまんまるした目でキョロキョロしています。

保護主さんから、「この子は3日間くらいはゲージから出てこないかもしれない。」と言われました。以前トライアルをしたお宅でも、トライアル期間中ずっとゲージの中にいたそうです。

トライアル期間は概ね1〜2週間。
誓約書等の書類を書いて、2匹をお預かりしました。

初めてのお家に不安そうな2匹。
初日は2匹だけで1部屋で過ごせるように、ご飯とトイレを置いて部屋のドアを閉め、人間とは別に生活をすることにしました。かりんとうはゲージから出てこようとしません。

しばらく過ごした後、部屋をそっと覗いてみると、
「かりんとう」もゲージからそっと出ようとしていました。

覗いている人間に気がつくと、またゲージに戻ってしまいましたが、ご飯は食べているようです。
ホッと一安心(๑>◡<๑)

こうして、2人と2匹の生活が始まりました。

「くりきんとん」推定6歳
「かりんとう」推定4歳 の茶白の保護猫です。

もう4年ほどシェルター生活をしていたそうです。

「かりんとう」が落ち着いて入っていた、おすすめのキャリーケースはこちらです。

〜続く〜


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