慢性腎臓病で食欲不振の猫ちゃんへのケアって悩みがつきないですよね。
今回は、病気で食べない愛猫に日々悩んだフード選びについて書きました。
愛猫「かりんとう」が他界してから早1ヶ月ちょっと…。
思い出は消えませんが、寂しいですね。
食いしん坊の「かりんとう」が肝臓と腎臓を患い、食欲廃絶するまでにもなって、どうしたら食べてくれるのか、とても悩みました。
同じ経験をしている飼い主さんも多いと思います。
フード売り場で立ち尽くしている方を見ると、「仲間かな…」と思いました。
そんな飼い主さんへ、少しでも参考になれば幸いです。
大切な家族の闘病生活、ひとりで頑張るのは大変ですからね(_ _).。o○
腎不全の猫が一番好きだったアイシアの【MiawMiaw】まぐろ味
食欲の無い時期でも「かりんとう」が食べてくれた唯一のウェットフードといってもいいのが、アイシアの【MiawMiaw】まぐろ味でした。
北里大学監修の総合栄養食という安心感もあり、朝仕事に出かける前にお皿に入れていました。
ベットの下に引きこもっている時はベットの下にセットして。
帰宅時に完食してあるとホッとしましたね。
1袋あたり42kcal。
「a-iペプチド」というストレス対策に良い成分も入っているそうです。
お値段は1袋あたり約70円と買いやすい価格でした。
ドラッグストアや量販店で買えるので助かります。
マグロ味以外も種類が豊富なので、猫ちゃんの好みに合わせられると思います。
腎不全の猫が食べない時でも舐めてくれた【すごい乳酸菌ちゅ〜る】
やっぱり、一番食いつきが良いのは”ちゅ〜る”ですね!
”ちゅ〜る”は偉大な猫様フードだと思います(感謝!)
いろんな種類がありますが、「かりんとう」が最後まで気に入って食べてくれたのが、
『すごい乳酸菌ちゅ〜る まぐろ味』です。
口内炎がひどくて強制給餌も辛いときでも食べてくれました。
これだけでは栄養は足りませんが、乳酸菌の効果にも期待してあげていましたね。
何よりも、美味しそうに食べてくれることが嬉しかったです。
後で紹介する総合栄養食ちゅ〜るや病院専用のちゅ〜るよりもダントツ「すごい乳酸菌ちゅ〜る」でした!
ちなみに、
「すごい乳酸菌ちゅ〜る」の総合栄養食版もあるのですが、「かりんとう」はお気に召さなかったです。
味や香りが違うのかなぁ…
飼い主としては、総合栄養食を食べてほしかったですが。
試してみるのはアリだと思います!
まぐろ味以外にも、かつおやささみ等ありますよ〜。
猫の健康維持にロイヤルカナン(パウチ)インドア+7【ゼリータイプ】
比較的食欲がある時期にあげていたのが、【ロイヤルカナン】のパウチです。
「かりんとう」は推定6歳で、腎臓病を患っていたのでインドア+7を購入していました。
加齢による兆候が見え始める7歳以上の猫の健康に配慮、リンの含有量の調整など、腎臓の健康維持が考えられています。
ロイヤルカナンを食べてくれると、安心感がありますね。
ゼリー、グレービー、ローフの3種類の形状がありますが、「かりんとう」はゼリーが一番好みだったようです。
ただ、固形が少し大きいのでフォークで細かく潰してあげていました。
ローフは水分が多めですが歯が弱いと固いかもしれません。
ローフはペースト状で見た目は食べやすそうでした。
3種類のまとめ買いがあったので、試してみてもいいかもしれません。
1袋85g、100gあたり83kcal。
4kgの猫ちゃんだと、2.5袋(パウチのみ)が1日の給与目安です。
パウチ1袋あたり約200円なので、ドライフードに比べるとやや出費が痛いです。
でも、ドライフードが食べれない時期はウェットフードを食べてくれるだけで嬉しかったですね。
腎不全の猫が最初は食べてくれた、【低リン・低ナトリウムちゅ〜る】
こちらは病院で売っているのを見かけますね。
腎臓の健康に配慮し、リンとナトリウムの含有量を、通常のちゅ〜るの半分に調整してあります。
お薬をあげる時や、おやつとしてあげるときにもなるべく腎臓に負担の少ないものを…と思ってAmazonで購入したのですが、
最初は食べてくれていたのですが、1箱食べ切らないうちに嫌になったようでこれに薬を混ぜると飲んでくれませんでした(汗)
薬を混ぜずにあげてもダメでしたね。
匂いや味が普通のちゅ〜ると比べて薄いのか、そもそも美味しく無いのか。
猫ちゃんってグルメなんですよね〜。
本当に、食べてもらうための工夫やフード選びには苦戦しました。
腎不全で食べない猫に、カロリー2倍!【エネルギーちゅ〜る まぐろ味】
こちらも病院で売っているのを見かけますね。
普通の”ちゅ〜る”をあげるよりは多少エネルギーが摂れて、乳酸菌やタウリンも入っているので元気になるかなと期待して購入していました。
先ほどの「低リン・低ナトリウムちゅ〜る」よりは長い期間食べてくれました。
ささみ味もあるので気に入る方をあげられると良いと思います。
私が通っていた病院の先生は、食べれない時は”ちゅ〜る”でもいいからあげて!と言われる先生だったので、食べれるだけあげていました。
先生によっても考え方が異なるので、相談してみると安心ですね。
猫の強制給餌に使用したフードとアイテム
強制給餌には、ヒルズの【a /d缶】をシリンジであげていました。
腎臓ケア用の【k/d缶】というのもあるのですが、a/d缶のほうがエネルギーを摂りやすいので使っていました。
猫の強制給餌に『ヒルズ a/d缶』
腎臓の負担になるタンパク質も多いですが、量がたくさん食べれない子に少しでも多くのエネルギーを摂ってもらうにはa/d缶の強制給餌が一番良いと、先生と病院で話をして決めました。
その分、腎機能の維持に効果が期待できるお薬やサプリメントも飲んでいたのでね。
かかりつけの先生に相談してみてくださいね!
使っていたシリンジはこちら▼
(サイズがあるので愛猫に合うものをお選びくださいね)
猫の強制給餌用に便利な シリンジ Mサイズ
猫の腎臓病療養食、ドライフード(カリカリ)の紹介
ホームセンターでも手に入るのが、ロイヤルカナンの【腎臓サポート】です。
ロイヤルカナン 腎臓サポート
こちらは病院でも売っていますね。
ですが、粒が大きめで食べにくい子も多いのではないでしょうか。
腎不全を患っている子の多くが歯周病(口内炎)とも戦っていると思います。
口腔内が真っ赤で、痛そうですよね。
「かりんとう」もこのロイヤルカナンの腎臓サポートはいまいち食べてくれませんでした。
(そもそもカリカリを食べれる状態までの回復にはとても時間がかかりましたが…)
ウェットフードと強制給餌で頑張る中、病院の先生に何か食べやすいドライフードが無いかと相談してみると、
国産メーカーの【ダイエティクス キドニーキープ】という商品のサンプルを頂きました。
小さめで平たいフードでした。猫ちゃんの嗜好によっては好む子がいるとの事。
ダイエティクス キドニーキープ
「かりんとう」にあげてみると、丸呑みでしたが食べてくれました。
カリカリを食べてくれた瞬間は泣きそうになりましたね。
丸呑みでしか痛くて食べれなかったのかもしれませんが、カリカリを食べる意欲があることが嬉しかったです。
もう一つ、【ドクターズケア キドニーケア】もサンプルを試しましたが、こちらはいまいちな反応でした。
ドクターズケア キドニーケア
粒の形状は小さめなので、ロイヤルカナンよりは食べやすいように思います。
猫ちゃんの嗜好に合うものが見つかると嬉しいですね。
食べない猫に試したフードについて〜まとめ〜
今回は、愛猫「かりんとう」の闘病生活で色々試したフードの中で、比較的気に入ってくれたものを紹介しました。
腎不全を患って食欲がない猫ちゃんの毎日の看病は大変ですよね。
私も、毎日のようにネットで何か食べれそうなものは無いか、体験談や病院のブログ等を検索していました。寝れない日々が続いていましたね。
買ったけど食べてくれなかったフードもたくさんあります。
どうか、1つでも食べてくれるフードが見つかりますように。
心の底から願っています。
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